P510ブルーバード セミレストア記録簿 Vol.2
モール類の下には錆が隠れている確率が高いので、ヘラを使って傷が付かないように部品を取り外します。
予想的中でやはり錆が隠れていました。旧車の外装部品の下は大抵がこの様な状態です。
ベルトサンダーでおおまかに塗膜と錆を削り落とします。
ベルトサンダーでの施工が困難な角の部分は、ワイヤーブラシで削り落としてやります。
それでも落ちない塗膜や錆は、手作業で丁寧に磨いてやります。
Aピラーの研磨作業が完了です。
錆による穴も空いておらず、下地の状態は良さそうです。
次は助手席のドア枠上部を同様に研磨しましたが、こちらも錆穴は無く剥離作業は完了です。
Bピラー下部の塗膜剥離が完了しました。こちらも錆穴は無く、溶接等の再建作業は必要ありませんでした。
助手席側ステップの最後部に穴(赤矢印)がありますが、オーナーさんより埋めてほしいとのご依頼です。
これは純正部品のモールを装着する穴となります。ベルトサンダーで穴周辺の塗膜を剥離します。
ベルトサンダーで粗削りし、段差を無くしていきます。
おおまかに平坦になるまで削れたらベルトサンダーの施工は完了です。
周辺塗膜との段差が平坦になるようオービタルサンダーで処理します。
部分的な凹みがある箇所は、パテで補修を行います。
1層目は粗目のパテを盛り、十分に乾燥させてやります。
手作業にて粗目のパテを研磨し段差を整えます。
1層目の施工が完了したら2層目は中目のパテを盛り、1層目と同様に手作業にて研磨を実施します。
塗装下地のサフェーサーを塗布してやります。
もう少しで左側面のサフェーサー塗布が完了です。
サフェーサーを塗布した箇所が、目視確にてフラットに見えれば施工合格です。