エンジン本体が車体から降りた状態で自社塗装の場合ですと、約8万円~10万円でエンジンルーム塗装を承ります。
塗装箇所に錆等の腐食がある場合には、板金作業料が別途必要となります。
GC110 スカイライン ケンメリ エンジンルーム塗装
GC110スカイライン(ケンメリ)のお客様からエンジンルームの錆が酷いので、塗装してほしいとのご要望で入庫しました。
エンジンルームを塗装する場合、エンジン本体・ミッション・メンバー等といった各所の部品を、可能な限り取り外してやります。画像右上を見て頂くとわかりますが、かなりの広範囲で錆が目に付く状態です。
錆ている箇所をワイヤーブラシやベルトサンダー等を使い塗装膜の薄利を行い、下地の鉄板の状態を確認します。
表面上だけの薄い錆であれば良いのですが、穴が空くような腐食の場合はその箇所を切り取り、鉄板溶接等の方法で補修を行います。
その後パテで段差を修正してやり(画像左上)、サフェーサーを塗布(画像右上)して下地処理を行います。
サフェーサー処理(画像左上)が済むと、次は塗装(画像右上)を実施します。
お客様のご要望によりますがエンジンルーム塗装時に、スポット増しのボディ補強を同時作業で行えば、部品取り外しが1回で済みますので工賃の節約にもなります。
塗装が完了しましたら次は研磨剤を使い、光沢を出す為に磨き作業を行います。上記の画像からもわかるように、最初の状態から見違えるように改善しました。
塗装が完了したら取り外していた各所の部品を装着し作業完了となります。
エンジンルーム塗装をご依頼されるお客様は、エンジンオーバーホール時(エンジンを車体から降ろした時)に同時作業を行われる方がほとんどです。その際にブレーキマスター・クラッチマスター・ミッションといった走行に深く関わる部品も、同時に作業を行えば部品脱着工賃の節約にもなりますのでご検討下さい。