S30フェアレディZ 4POTキャリパー ローター交換
今回はS30フェアレディZのブレーキキャリパーとロータ交換をご紹介させていただきます。
装着商品はSTAR ROADから販売されている4ポットキャリパーキットをオーナーさんが採用されました。
当キットはローター・パッド・ホースが含まれており、価格もリーズナブルな設定になっています。
キャリパーが赤いですが、日産純正2ポットを塗装しているので社外品ではありません。
ブレーキホースを分解します。社外品が装着されていますが、キット付属品があるので再利用はしません。
続いて日産純正キャリパーを取り外します。
錆は多少ありますがローターはヒートクラックや偏摩耗も無く、大事に乗られているのが分かります。
ハブを分解します。
画像がピンボケですいません…
スピンドルに編摩耗や高温焼けによる変色等の異常が無いか、目視確認OKです。
分解したハブのローター接合面を紙やすりで磨き、錆で膨張した部分を削り落とします。
ハブとローターを接合するボルトには、ねじ止め剤を塗布します。
緩むと大事故になるので必須です。
交換するローターは直径が286mmなので、純正より16mmのサイズアップになります。
インパクトレンチとトルクレンチを使い、指定トルクで固定します。
ハブにベアリンググリスを注入し、
ローターとの組み上げが完了しました。
ローターがサイズアップしキャリパーの位置も変更されるので、付属の専用ブラケットを使います。
バックプレートを取り外します。
ローターサイズが異なるので、再利用はしません。
ストラットに付属のキャリパーブラケットを装着します。
次はローターとハブを装着します。
ブレーキパッドは注文時にストリートとスポーツの2種類から選択可能で、スポーツを選択しました。
以上でフロント右側の交換作業は完了となります。
続いてフロント左側も同様にブレーキASSYを交換してやります。
反対側から見ると交換後はこんな感じになります。
左右のブレーキASSY交換が完了したら、ブレーキオイルのエアー抜きを行います。
キャリパーサイズが大きくなりましたが、従来装着していたホイールスペーサーで大丈夫かな!?
ホイールを装着しキャリパーとのクリアランスに問題が無い事を目視確認OK!
通常時は行わない作業なのですが、当車両は作業前からペダルタッチがかなり悪かったので、(次へ)
ブレーキマスターバックのロッド位置を調整と、ブレーキペダルのストローク調整を実施致しました。