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HGC211 スカイライン ジャパン マフラー製作
サーキット走行用の排気効率が良いマフラーが欲しいとのご依頼をいただきましたので、製作過程をご紹介致します。
元々、装着されているマフラーのパイプ径は50φとなり、今の時代ではやや細めです。
サイレンサー(タイコ部分)のテールエンドも60φと細いので、こちらも交換対象とします。
まずは装着されているマフラーを取り外します。
形状も直線的ではないので、仕様変更させていただきます。
画像上にあるのが加工製作するマフラーの材料となりますが、パイプ径は75φを採用しました。
サイレンサーのテールエンドは100φのかなりの大口径となります。こちらは市販完成品を採用しました。
タコ足の後方にある2 → 1 パイプも市販完成品の75φを採用し、製作コストを下げるようにしています。
ここからはパイプの長さや角度を調整しながら、カット作業を繰り返すオーダーメイド作業となります。
排気抵抗を極限まで減らす為に、可能な限りストレート形状でパイプを点付け溶接にて繋いでいきます。
パイプ径が以前より25φ太くなっているので、ドライブシャフトとのクリアランスを確保する為に、可能な限り上部に持ち上げてやります。
サイレンサー部とドライブシャフト上部のパイプの中間パイプを製作します。
中間パイプの角度調整に苦労しましたが、良い形で造形できました。
パイプを点付け溶接(黄色矢印)し仮組みを行います。
最後はテールエンドの角度に気をつけて、サイレンサー前部の点付け溶接を行います。
マフラーを揺らしてみてボディに干渉しないか確認を行います。
問題がなければマフラーを一旦、車体から取り外します。
点付けした箇所を全周溶接し、錆止め防止のシャーシブラックを塗布したら完成となります。